2019.02.25
お知らせ鹿児島の農家では美味ながら低収量であったり、耐虫性、耐病性が優れていて農薬をほとんど必要としないが、収穫期間が短いなどの理由で淘汰されていった在来品種が見られます.また島嶼部などで農家が自己消費用に代々受け継いできて、市場に出荷されない珍しい品種が見られます.このような品種は農家が保存しているか、有志や収集家が独自に維持していていることが多く、農家が高齢化し、離農した際にこうした品種が消滅する事例が最近増えています.
鹿児島の官、民そして農家、有志と手を携えて、鹿児島の作物、野菜や果樹の伝統品種、地元品種の維持保存、発展、それによる地域振興を目指し、この度、鹿児島大学を中心に鹿児島伝統作物保存研究会を設立いたしました.
総会には学長を始めとして30人以上が参加者され、当日の様子は南日本新聞に記事が掲載され、NHKやMBC,KTSで放映されました.
日時 2019年2月15日(金)15:00〜17:00
場所 鹿児島大学連合農学研究科3F大会議室
プログラム
1. 大学長前田芳實先生祝辞
2. 田畑耕作様より鹿児島における伝統野菜の栽培の歴史と現状の説明
3. 設立の主旨の説明
4. 農場の伝統野菜栽培の見学
5. 橋口孝久様より「無農薬野菜の会」の伝統野菜栽培の取り組みのご紹介
6. 久木田大和様より飛翔クラブの伝統野菜取り組みのご紹介
7. 意見交換
連絡先:鹿児島大学農学部 志水勝好