果物は食生活に潤いをもたらすだけでなく、健康な生活を送るために必須の機能性成分を含む重要な食品です。果樹園芸学は、果樹や果物を対象とし、高品質な果物の安定生産・多収を目指して、多様な面からアプローチする学問です。
果樹園芸学・熱帯果樹園芸学研究分野では、九州南部・南西諸島域における果樹生産の諸問題を解決するため、カンキツ類、アボカド、アーモンド、マンゴー、レイシなどの(亜)熱帯・温帯果樹を主な材料として、幅広いテーマで研究を実施しています。また、国際的な共同研究も進めています。実験材料の多くは附属農場の唐湊果樹園(郡元キャンパスから約2Km)で,熱帯果樹については指宿植物試験場(郡元キャンパスから約43km)でも栽培・管理しており、果樹園や試験場の職員と協力しながら研究を進めています。
果樹園芸学研究分野と熱帯果樹園芸学研究分野は独立した研究分野ですが、実際の教育研究においては同一の研究室として活動しています。