お知らせ

学会発表(2013〜2016)

2016年

名取祐太・山本雅史,DNA分析によるミクロネシア連邦チューク州の在来カンキツ遺伝資源の分類,日本熱帯農業学会第120回講演会,2016年10月(鹿児島).

楠 聡太・大場 賢・山本雅史,アセロラ(Malpighia glabra L.)甘味系品種’Florida Sweet’の腋芽培養による培地条件の検討,日本熱帯農業学会第120回講演会,2016年10月(鹿児島).

島田温史・山本雅史,キイロクダモノトケイソウにおける温度と光合成との関係,日本熱帯農業学会第120回講演会,2016年10月(鹿児島).

山本雅史・河合 渓・森 隆子,ミクロネシア連邦チューク州の在来カンキツ遺伝資源,日本熱帯農業学会第120回講演会,2016年10月(鹿児島).

島田温史・倉本 薫・朴 炳宰・橋本文雄・山本雅史,パッションフルーツにおける成熟期の温度と果実品質との関係,園芸学会平成28年度秋季大会,2016年9月(愛知).

永野幸生・Tshering Penjor・三村高史・古藤田信博・松本亮司・永野 惇・本庄三恵・工藤 博・山本雅史,ヒマラヤンライム等のブータンで発見した興味深いカンキツ遺伝資源,園芸学会平成28年度秋季大会,2016年9月(愛知).

山本雅史・楊 学虎・永野幸生・北島 宣,中国雲南省におけるカンキツ遺伝資源の調査,園芸学会平成28年度秋季大会,2016年9月(愛知).

山本 雅史・川口昭二・福留弘康・廣瀬 潤, 2016年の寒波による被害から見たカンキツ類の耐寒性, 園芸学会九州支部平成28年度大会,2016年9月(熊本).

島田温史・山本雅史,乾燥ストレスを与える時期の違いがパッションフルーツの樹体生育および果実品質に及ぼす影響.園芸学会平成28年度春季大会,2016年3月(神奈川).

2015年

島田温史・冨永茂人・山本雅史,遮光処理がパッションフルーツの樹体生育および果実品質に及ぼす影響.園芸学会平成27年度秋季大会,2015年9月(徳島).

山本雅史・西口奈月,奄美群島在来カンキツ果実のアスコルビン酸含量.園芸学会九州支部平成27年度大会,2015年8月(鹿児島).

島田温史・山本雅史・冨永茂人,土壌水分の過不足がパッションフルーツの樹体生育および果実品質に及ぼす影響.園芸学会平成27年度春季大会,2015年3月(千葉).

2014年

山本 雅史、寺上 伸吾、山本 俊哉, 酵素解離空気乾燥法によるナシ(Pyrus spp.)幼葉からの染色体標本の作製, 園芸学会平成26年度秋季大会, 2014年 9月 (佐賀).

園田 真一郎、内田 興徳、熊本 将、冨永 茂人、山本 雅史、久保 達也、日高 望, 15 種類の台木がタンカンの生育,収量および果実品質に及ぼす影響, 園芸学会平成26年度秋季大会, 2014年 9月 (佐賀).

大場 賢、清水 圭一、冨永 茂人、山本 雅史, アセロラ(Malpighia glabra L.)における Agrobacterium tumefaciens による感染条件の検討, 園芸学会平成26年度秋季大会, 2014年 9月 (佐賀).

Masashi Yamamoto, Shingo Terakami, Toshiya Yamamoto, Physical mapping of black spot disease resistance/susceptibility-related genome region in Japanese pear (Pyrus pyrifolia) by BAC-FISH, 29th International Horticultural Congress, 2014年 8月 (オーストラリア).

島田温史、久保達也、冨永茂人、山本雅史, クロロフィル蛍光分析による数種類のパッションフルーツの高温ストレス評価, 園芸学会平成26年度春季大会, 2014年 3月 (茨城).

要旨:パッションフルーツ(Passiflora edulis)では夏の高温期に着花不良や着色不良などが発生することが栽培上問題となっている.そこで本研究では,葉のクロロフィル蛍光分析によりパッションフルーツ数種の高温ストレス評価を試みた.高温処理(45℃)によって供試品種間にクロロフィル蛍光のパラメーターに有意な差が認められた.’サマークイーン’はいずれのパラメーターも著しく減少もしくは低下した。また、’サマークイーン’では40℃以下においていずれのパラメーターも変化を示したが,他品種においてはNPQの上昇のみ確認された.これらのことから’サマークイーン’は他品種よりも高温に弱く,高温耐性の低い品種であることが示唆された.

山本雅史、東 明弘、高田教臣、川田原智之、坂上陽美、島田温史、大村三男、岩井純夫、冨永茂人、小崎 格, 長期(40年間)保存したニホンナシ花粉の発芽・受精能力, 園芸学会平成26年度春季大会, 2014年 3月 (茨城).

要旨:真空凍結乾燥して-20℃で40年間貯蔵したニホンナシ’長十郎’の花粉は、新鮮花粉と同等の生殖能力を維持していることを明らかにした。

2013年

島田温史、久保達也、冨永茂人、山本雅史, クロロフィル蛍光分析によるパッションフルーツの高温ストレス評価, 園芸学会平成25年度春季大会, 2013年 3月 (東京).

パッションフルーツ葉の2次元クロロフィル蛍光分析

パッションフルーツは,気温が30℃以上になると花蕾が発達せず,開花に至らない.また,夏季の高温時には,果実の着色が不完全なまま落果するなどの現象も観察される.このように,パッションフルーツでは過度の高温は花芽の分化および発達にとってストレスになっている可能性がある.本研究では,葉のクロロフィル蛍光分析による高温ストレス評価を試みた.パッションフルーツの葉の光合成能は37.5℃以上になると阻害され始め,45℃になると光化学系全体が強く阻害されることが明らかになった.高温ではパッションフルーツの葉のクロロフィル蛍光のパラメーターはいずれも顕著に低く,パッションフルーツは高温に適していないことが示唆された.

山本雅史、寺上伸吾、高田教臣、山本俊哉, BAC-FISHによるニホンナシ黒斑病原因遺伝子領域の可視化, 園芸学会平成25年度春季大会, 2013年 3月 (東京)

ニホンナシ黒斑病はニホンナシにおける重要病害である.本研究においては,黒斑病感受性/抵抗性遺伝子領域を含むBACクローンを用いた蛍光in situハイブリダイゼーション法(BAC-FISH)によって,ニホンナシ染色体上における本遺伝子領域の検出を試みた.’おさゴールド’の自殖実生を供試し,染色体標本は酵素解離法により作成した. BACクローンはビオチン標識した.その結果,明瞭な2個のシグナルが検出できた. 2個のシグナルは2本の染色体の端部に観察された.ニホンナシ黒斑病原因遺伝子座はナシ第11連鎖群の上部末端に座乗することが解明されており,この2個のシグナルの染色体上の位置と一致した.これはナシにおける重要遺伝子の染色体上での位置を解明しただけでなく,連鎖群に対応する染色体を明らかにした初めての成果である.