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木材および木質製品の価格変動分析

近年の木材および木質製品の価格は比較的安定しているが,消費税の増税やリーマンショック等による需給バランスの変動は,価格に影響をおよぼしていると考えられる。そこで,各種製材品および合板の価格変動について調査し,それらの推移と特徴を分析した。

消費税の増税前には,特にスギ正角やヒノキ正角の価格が上昇し,ベイマツ平角や合板等の価格は変動が緩やかであった。予期せぬ木材需要の急激な変化が生じた場合には,合板は大きな価格変動を示すが,製材品の価格変動はほとんどみられなかった。